■案件情報
所在地: 東京都
建物種別: 駅ビル(商業施設)
工事種別: 空調設備据付工事
■工事概要
駅ビル内の新店舗オープンに伴い、冷房設備の要となるコンデンサー機器(凝縮器)の架台設置および据付作業を行いました。限られたスペースの中で、複数の機器を効率的に配置する高度な施工が求められました。
■施工の背景
新店舗の空調システムを稼働させるため、専用のコンデンサー設置が必要となりました。商業施設の限られた機械設置スペースを最大限に活用するための施工計画を立案しました。
■工事における主な課題と解決策
▶高密度な設置スペースでの「パズル」のような工程管理:
課題:
設置場所の床面積が非常に限られており、機器同士の密度が極めて高い現場でした。搬入・据付の順番を一歩間違えると、奥の機器が設置できなくなる、あるいは作業スペースがなくなるといったリスクがありました。
解決策:
事前に緻密な配置シミュレーションを行い、「奥から手前へ」の据付順序を徹底。パズルを組み立てるような正確な手順で作業を進めることで、狭小スペース内でも効率的に全台数を収めました。
▶水勾配のある床面での精密なレベル調整:
課題:
設置場所の床面には排水のための「水勾配(傾斜)」が付いており、そのままでは機器を水平に保つことが困難でした。
解決策:
架台の脚部にライナー等を用いて、勾配に合わせてミリ単位で高さを調整。複数の機器が並んだ際にも、全体の天面が美しく揃い、かつ完璧な水平レベルが出るよう、一台一台丁寧に微調整を繰り返しました。
■工事内容の詳細
まず、コンデンサー用の架台を現地で組み立て、床面の勾配を計算しながら水平レベルを調整して固定しました。その後、重量物に対応した門型クレーンを設置。機器を吊り上げ、架台上の指定位置へと正確に据え付けました。
■施工結果
非常に過密な設置環境でしたが、計画通りの順序で作業を行うことで、全てのコンデンサーを整然と並べることができました。複雑な床勾配にも関わらず、水平レベルもしっかりと確保され、見た目の美しさと機能性を両立した高品質な据付を完了させました。

