【案件情報】
所在地:東京都練馬区
施工場所:ビル屋上
工事種別:新設キュービクル トランス搬入・後入れ据付工事
【工事概要】
東京都練馬区にて、新設キュービクル内へのトランス後入れ・据付工事を行いました。
今回の現場では、キュービクルを屋上へ揚重する際、クレーンの作業半径に対する許容荷重の関係から、トランスを収納した状態のままキュービクルを吊り上げることができませんでした。
そのため、キュービクル本体とトランスを分けて搬入し、先に設置された盤内へトランスを後から入れる施工方法を採用しました。
新設設備を傷つけないよう細心の注意を払いながら、トランスの向きや配線接続位置を確認し、盤内の所定位置へ据え付けました。
■ 施工の背景
新設キュービクルを屋上へ設置する工事に伴い、盤内へトランスを設置する必要がありました。
本来であればトランスを収納した状態でキュービクル本体を揚重する方法も考えられますが、今回の現場ではクレーンの作業半径と吊り荷重量の関係から、トランスを含めた状態では許容荷重を満たすことができませんでした。
そこで、キュービクル本体を軽量化するためにトランスを分離し、盤本体の設置後にトランスのみを別途搬入して盤内へ据え付ける計画としました。
■ 工事における課題と解決策
・クレーンの作業半径に対する許容荷重への対応
課題:
揚重作業では、クレーンから吊り荷までの作業半径が大きくなるほど、吊り上げ可能な重量が制限されます。
今回の施工では、キュービクル本体にトランスを収納した状態では、現場の作業半径におけるクレーンの許容荷重を超えてしまう条件となっていました。
無理に一体で揚重するのではなく、吊り荷の重量を抑えた施工方法を検討する必要がありました。
解決策:
キュービクル本体とトランスを分離し、それぞれを別々に揚重する方法を採用しました。
先にトランスを取り外した状態のキュービクル本体を屋上へ搬入・設置し、その後トランスのみを別途揚重。
盤内へ後入れすることで、クレーンの許容荷重を考慮した状態で施工を進めました。
・新設キュービクルを傷つけないトランス搬入
課題:
トランスを後入れする際には、すでに設置されている新設キュービクルの開口部から重量物を盤内へ移動させる必要がありました。
盤の扉やフレーム、内部部品などにトランスを接触させると、新しい設備を傷つける可能性があります。
また、盤内は限られたスペースとなるため、複数人で位置を確認しながら慎重に作業する必要がありました。
解決策:
トランスの移動経路と盤内のスペースを確認しながら、作業員同士で位置を確認して少しずつ盤内へ移動しました。
トランス本体だけでなく、キュービクルのフレームや内部設備との距離にも注意し、接触を避けながら所定の位置まで据え付けています。
・トランスの向きと配線接続位置の確認
課題:
トランスは盤内に入ればどの向きでもよいものではなく、その後の配線接続を考慮して正しい向き・位置に据え付ける必要があります。
向きを間違えて設置すると、後工程となる配線接続に支障が出るため、搬入段階から設置方向を確認することが重要でした。
解決策:
盤内の配置と配線の接続位置を事前に確認し、トランスの向きを間違えないよう作業員同士で確認しながら搬入しました。
盤内へ入れた後も位置関係を確認し、配線接続を行える正しい方向で据え付けました。
■ 工事内容の詳細
施工条件の確認:
クレーンの作業半径と吊り荷重量を確認し、キュービクル本体とトランスを分けて搬入する施工計画を確認。
キュービクル本体の先行設置:
トランスを取り外して軽量化したキュービクル本体を先に屋上へ搬入・据付。
トランスの揚重:
取り外していたトランスを別途揚重し、キュービクル付近まで搬入。
盤内搬入準備:
キュービクルの開口部、内部設備、トランスの寸法や向きを確認し、搬入経路を確保。
トランス後入れ作業:
複数の作業員でトランスの位置と傾きを確認しながら、盤や内部設備に接触させないよう慎重に盤内へ移動。
位置・方向調整:
配線の接続方向を確認し、トランスを所定の向き・位置へ調整。
据付確認:
トランスが正しい位置に収まっていることを確認し、後工程へ引き継げる状態まで施工。
■ 施工結果
クレーンの作業半径に対する許容荷重を考慮し、キュービクル本体とトランスを分けて搬入することで、計画通りトランスの後入れ据付工事を完了しました。
新設キュービクルの盤や内部設備を傷つけることなく、トランスの向きと配線接続位置を確認しながら所定の位置へ据え付けています。
現場条件に合わせて搬入方法を変更することで、無理な揚重を行うことなく、安全に施工を終えることができました。

